3月はメロンだけではなく、米の準備をはじめる時期です。

岸田農園では毎年5月に田植えを行うため、それに向けた準備を雪の積もる今時期からはじめなければいけません。

今回はそんな米の準備のはじめの一歩である融雪剤撒きを紹介します。

融雪剤って?

融雪剤はその名の通り、雪を早く溶かせるための肥料を田んぼ撒くものです。

北海道の田んぼは3月にはまだまだたくさんの雪が残っているため、融雪剤を撒いて雪を早く溶かさなければ、肝心の田植えシーズンに間に合わないこともあるのです。

岸田農園にとっても、田んぼはもっとも面積の広い作物であるため、できるだけ早い時期から融雪剤を撒いていくのです。

融雪剤はどうやって撒く?

融雪剤は専用の機材に、融雪材をいれトラクターなどを使って撒いていきます。

機械を使った簡単な作業に見られがちですが、田んぼは非常に面積が広いためすべての融雪剤を撒き終わるには丸2日間の時間がかかってしまいます。

写真は融雪剤を実際に撒いているトラクターです。排気ガスにも見える黒い煙の正体はなんと融雪剤なのです!

今年は余った融雪材を手作業で事務所のメロンハウスの周りにも撒きました。

融雪剤の効果は絶大!

融雪剤はこれからの気温上昇との相乗効果で田んぼの雪をどんどん溶かしてくれます。

気温によって若干の変化はあるものの、撒かない田んぼとの差は明らかです。

雪が降り積もり時期から少しずつ準備していくことで、春から先の仕事がよりスムーズに行うことができるんですよ!

農家の春はまだまだ先と思っている方も多いかもしれませんが、そんなことはありません。もう春はすぐそこまできているのです!

岸田農園では今後もメロンはもちろんさまざまな作物の収穫までの過程に迫っていきます。

北海道の農家の仕事が少しでも皆さんにわかっていただければ嬉しいです。

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