メロンのハウスの片付けも一段落がつき、そばと稲の収穫に忙しい岸田農園です。
仕事が一段落した今月は研修として、道央の農園や直売場、農園レストランの見学に行ってきました。
今回はそんな研修の様子を見ていきます。
余湖農園
今回の研修は道央圏にある、農園や直売所を見ることで来年以降の岸田農園の事業のイメージをより広げていくために行いました。
8月の後半に急遽決まった日程であったため、なかなかアポイントがとれず研修先の選定に苦労しましたが、恵庭市にある余湖農園さんに快く引き受けていただき、今回の研修の最初の見学先として農園内の様子や事業、経営の推移などについてお話を伺いました。
余湖農園さんは自社の販売ルートを中心にさまざまな野菜を生産、販売しており、JGAPの取得や農業体験事業の運営など、さまざまな事業を展開している農園でした。
見学会では冬の間の貴重な収入源として行っている水耕栽培のハウスなども見学されていただき、北海道で農業を行う上で大切な課題でもある厳寒期の収入についての一つの事例を知ることができました。
えにわ直売場かのな
余湖農園での研修の後は恵庭市の道の駅に併設されている直売場かのなを見学を行いました。
こちらは道央圏で近年売り上げを伸ばしている直売所の一つで、余湖農園さんをはじめ、近隣の多くの生産者の方がこちらで野菜などを販売しています。
今回訪れた際は平日でしたが、観光客を含め直売所の中は非常ににぎわっており、新鮮な野菜はもちろん、スーパーなどではなかなか見ることのできない珍しいものも販売されていました。
みるくのアトリエ
今回の研修で見ておきたかったものの一つが農園レストランです。
農園レストランは農業や畜産業を営んでいる生産者が、その新鮮な野菜や乳製品を使った料理を提供するレストランです。
こちらも北海道では近年人気を集めており、岸田農園でも将来のビジョンの一つとして考えていきたいと思っています。
今回訪れた農園レストランは恵庭市にある寺田牧場内にある”みるくのアトリエ”
牧場ならではの新鮮な乳製品を使ったパスタやピザなどを提供する、イタリアン系の農園レストランでした。
ランチタイムは席が満席になるほどのお客さんが詰めかけており、パスタもピザも非常に美味しかったです!
研修を通して・・
今回の研修ではほかにも道内産の小麦粉を使ったパンなどを販売する江別のゆめちからテラス、映画のロケ地にもなった岩見沢の宝水ワイナリーなど、道央圏で話題を集めるさまざまなスポットを見学しました。
それぞれ繁華街とは外れたエリアにあるものの、多くの人でにぎわっている人気スポットでした。
岸田農園は上川町という北海道の中心部からはやや離れた立地にある農園ですが、自分たちのやる気と提案力次第では、今後集客力のあるスポットとして、農業以外の伸びしろも大きく感じることができました。
もちろん現状から簡単に実践できることではありませんが、いずれは今回見学した農園レストランや直売所にも負けないスポットを上川町に作っていければ面白いとも考えています。
また日ごろの仕事から離れて研修を通してさまざまな地域の農園やスポットを見ていくことで、自分たちの視野を広げ、今後の業務に活かせることも非常に多いと思いました。