メロンに限らず、最高に美味しいものを育てるためには何が必要だと思いますか?

栽培技術?生産者の思い?気候や天候?

全て必要なものです。
しかし、農業の資本、作物の土台となるものが
『土』
なんです。
土を育てなければ、最高に美味しいものは作れません。
土作りこそが農業の第一歩であり、
最高に美味しく、笑顔が生まれる、感動してもらえるメロン
を生産する秘訣なのです!

メロンの収穫が終わった瞬間から、
土作りは始まる!?

収穫が終われば、堆肥をまき、ヒマワリやエン麦を育てます。

この緑肥を育て土にすき込むことで、土は柔らかくなり、栄養も補給できるのです。

健康な土作りをすることで、病気や虫に強いメロンが育ちます。

土壌分析による適切な施肥設計!

今の土に何が足りていて、何が足りないのか?
土壌分析を行うことで一目瞭然となります。メロンも人間と同じ生命ある生き物。栄養バランスがとても大事なのです。必要な栄養素を与えて、過剰なものは減らし、不足している物は増やしてあげます。有機肥料も上手に使いこなすことで、土をも育てます。

また化学肥料だけに偏った施肥設計は、土をメタボにする原因ともなります。
人で例えると、食品添加物を食べすぎると体に悪いのと同じで、化学肥料だけを与えていると土も悪くなります。悪くなった土から栄養を吸う作物は、最高に美味しいものへは育ちにくくなるのです。

健康な土で育った作物は、根張りが良く、すくすくと育ちます。根がしっかりとすることでたくさんの栄養をメロンにため込める。それが最高に美味しいメロンの秘訣なのです。
土作りにこだわる岸田農園のメロンは、
メロン特有の喉のイガイガやくどさ、えぐみを抑え、『スッキリと深みのある甘さのメロン』
を栽培しています。

農薬使用を最低限に!

土に良い微生物菌を利用することで、病害虫を根本から駆除しています。土にも作物にも最適です。
また北海道特有の気候で、農薬使用量が都府県の1/3以下と言われています。そのうえ静電噴霧機を使用することで通常散布の1/3以下に抑えています。都府県と比べると1/9以下の農薬使用率。
さらには予防防除を実施せず見回りを強化することで、発生初期のみの防除を実施しています。
土作りと日々の管理努力で、低農薬栽培を実現しています。

甘みを最大限に引き出すためには!?

メロンの甘みを最高の状態まで引き出すには、
『極限まで畑で熟させる』
必要があります。
熟させすぎるとメロンの割れ、発酵果に繋がる為、ギリギリのタイミングでの収穫が必要。
収穫時期には
メロンひと玉ひと玉を手に取り、収穫判断をして収穫。
明日には割れそうなメロンのみを収穫、発送しているのが、岸田農園メロンです。

上川町のメリットを最大に活かす

国立公園を有する大自然の上川町。
大雪山が生み出す美しい天然水はミネラル抜群なんです。
そして山間ならではの寒暖差が糖度抜群のメロンを作ります。
環境が生むメリットと栽培技術を融合させ、この地でしか作れない最高のメロンと言えるでしょう。

味への追及はやめません!

永遠の課題である美味しい作物を作るという目標。
この意識は作物を作っている以上、失うことはないでしょう。
毎年最高のメロンを目指し、現状に満足せず、考え、学び続ける。
そんな思いを貫き続けることが、農業者として、作物を皆様へお届けする心構えと思っています。