北海道の農家ならではの仕事が野生動物の対策です!
岸田農園も先日ハウスのトウモロコシの種がネズミに食べられてしまう騒動がありました。
しかしそれだけではありません・・。
これからの時期になると丹精込めて準備している田んぼが鹿に荒らされてしまうこともあるのです。
今回はそんな鹿を対策するための電牧張りの模様を紹介します。
電牧とは?
電牧とは電気牧柵といわれる、野生動物用を入らないようにするための柵です。
北海道の方は畑などで見かけたことも多いと思います。
電気牧柵はその名の通り、電気が流れている線を柵状に張り巡らせることで、畑に入ろうとした鹿を電気で痺れさせ、近寄らないようにする装置です。
岸田農園では主に鹿対策として、山や林の近くにある田んぼに張り巡らせます。
電牧張りは鹿の気持ちになることが大切!
電牧はそれぞれの田んぼの周囲に線を張り巡らせることからはじまります。
線の間隔などを間違えてしまうと、鹿は簡単に通り抜けてしまうため、鹿の気持ちになって入りやすい場所を作らないことが大切です。
例年はもう少し暖かくなってきてから電牧を張りますが、今年は早い時期に張ることで早い段階から鹿に警戒心を持たせるようにしてみました。
電牧は痺れる?
線を張り巡らせたあとは専用の機械を使って電気を通します。
僕は今年はじめて電牧の設置をやったので、電気を流した際に実際にどれぐらいの電流が流れるか触らせてもらいました!
すると、反射的に手を放してしまうぐらいの電気がながれます。笑
もちろん痛いです。笑
皆さんも畑で電牧を見つけた際は必ず触れないように注意しましょう。
野生動物の対策も農家の仕事
これで完璧に鹿の侵入を防げるわけではありませんが、少しでも田んぼや畑を荒らされるリスクが減るのであれば、手間やお金を惜しまないのも大切です。
自分たちが大切に育てている作物をしっかりと守るのも農家の仕事だからです。
田んぼにはまだ稲はありませんが、今後田植えが終わってからは私たちの代わりに電牧に稲を守ってもらいます!
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