【田んぼの準備】田植え前の大仕事!種まき!

もち米

北海道の雪も本格的に溶けてきました。

メロンはもちろんですが、田んぼの準備も順調に進んでいる岸田農園です。

農家の大仕事といえば、田植えを想像する方が多いと思います。

しかし田植えの前にはもうひとつ大きな仕事といっても過言ではない、種まきがあるのです。

今回はそんな激動の種まきについて詳しく紹介していきます。

種まきとは?

種まきとは、田植えに使う稲を育てる最初の工程。

種と農薬をポットにいれて、3月から準備しているハウスに並べていく作業です。

ポットに入れる際は専用の機械を使うものの、手作業で運んで並べていく必要があるため非常に大変な作業です。

岸田農園では今年、4月15日から22日までの約1週間の期間で種まきを行いました。

種まき最初のステップ、温湯

温湯は種まきの時に使う、米の種もみをお湯に浸して殺菌消毒する作業です。

農薬を使って消毒する農家もありますが、岸田農園では60度前後のお湯に浸すことで種まきの前に種もみの病原菌をやっつけるのです。

温湯は種まきの開始に合わせて約1週間前から行う必要があるため、今年の岸田農園では4月の前半に温湯を行いました。

温湯は専用の設備が必要であるため、上川町内にある共有の施設内で行います。

お湯に浸した種もみは自宅のハウスに設営した専用のスペースで、種まきに備えてしっかりと管理されます。

 直前の種を催芽する!

温湯した種もみは種まきの直前に、発芽するための専用のケースにいれます。

ここで発芽した苗は、翌日に種まき用として乾かして農薬や土と一緒にポットにいれられるのです。

この時期の種もみは非常に繊細であるため、温湯も発芽も指定された温度を基準にしっかりと管理されます。

植えられた苗はもちろんですが、植える前の段階から、さまざまな手間暇がかけられているのです。

いざ!種まき!

これは種まきの際に使用する専用の機械です。

種はもちろん、農薬や土入れなども全自動で行えるため、膨大な数をまくことになる種まきにはこの機械が必ず必要。

もちろん種や土、農薬などはその都度補充しなければいけませんし、種を入れたポットは人の手で運んで並べなければいけません。

機械を使うことにはなりますが、常に3人以上の人が忙しなく動き回るのです。

同時進行でポットを並べる!

種まきでは機械から取り出されたポットを同時進行でハウスで並べる必要があります。

岸田農園では1週間で7000枚近くのポットに種をまくため、ポットを並べる作業も大忙しです。

ハウスは稲を根をしっかり土に伸ばすために、土で作ったベットを用意します。

ベットを崩さないように苗を並べる必要があるため、こちらの一筋縄ではいかない作業。

並べる際にはこちらも専用の機械を使用し、両側から一気に並べていきます。

ハウスの一面を覆いつくすほどのポッドを並べるため、気が遠くなる作業ですが、終わった時の達成感はひとしおです。

種まきの裏技、鎮圧

岸田農園では今年から2棟のハウスに鎮圧と呼ばれる新しい作業を行いました。

これは専用の機械を使って、ハウスの土を固く踏み固めることでやわらかいベットを使わずに稲を育てるという方法。

固く踏み固められたハウスの土は、土足で歩き回っても崩れないため、ポットを並べる作業が非常に捗るというメリットもあります。

通常のハウスでは3時間ちかくかかることもある、ポットを並べる作業ですが、鎮圧のハウスでは1時間少々ですべてのポットを並べることに成功しました。

稲は大切に管理する!

ハウスに種もみの入ったポットを並べ終えれば種まきが終了するわけではありません。

この時期の北海道はまだまだ朝晩の気温が冷え込むため、ハウスの中であってもしっかりとした温度管理が必要。

ハウスに並べたポットはたっぷりの水を捲き、たけを取り付けてシルバーをかけることで夜間の冷え込みから稲を守ることができるのです。

もちろん日中はハウスの中が暖かくなるため、シルバーの開け閉めやハウスの換気なども注意深く行う必要があります。

大切に管理された苗は、種まきから1週間が立つ頃には青々とした芽が育ちます。

いよいよ田植えがはじまるぞ!

今回の記事の更新は種まきが終わった約1週間後に行っています。

機械を使ってポットにいれられた、たくさんの種は現在ハウスの中で元気に芽をだしてスクスクと成長しています。

今後は田植えまでの約1か月をハウスの中で管理され、5月の中盤にはいよいよ田植えのはじまりです。

岸田農園はメロンに力を入れている農園ではありますが、収穫する量の割合は圧倒的にもち米。

すなわち田植えはそんな稲を田んぼに植える、1年でも1番の大仕事なのです。

例年田植えの際は多くの人にお手伝いをお願いしながら、作業を進めるため、今年も多くの人が集まって協力しながら田植えを行う予定です。

僕は今年から農業に携わっているため、はじめての田植えに不安も感じていますが、それ以上にワクワクする気持ちでいっぱいです。

今回は田植えに隠れがちな種まきについてみていきましたが、多くの農家が力を込めて育てている米が皆さんの食卓に届くまで、どのような工程で育てられているか、農家の1年に密着しながらお仕事させていただいている僕が少しでもお伝えできれば幸いです。

 

 

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